「第2回羽田空港見学会」を実施しました

本学が賛助会員となっている「一般社団法人 空港グランドハンドリング協会(略称:空ハン協)」の全面的な協力により、6月5日に「第2回羽田空港見学会」を開催し、埼玉学園大学から7名、川口短期大学から6名の参加により実施いたしました。
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昨年実施した第1回目の見学会のあと、協会と大学とで連携して1年間さまざまなイベント?活動を実施して就職意欲を継続して高めていき、両大学から4名の学生が見事、グラハン会社への内定を獲得し、来年4月より新戦力としてデビューすることになりました。この結果に続くように開催した第2回目は、協会はじめ多くの会員企業の協力により、昨年以上に内容の濃い見学会が展開されました。
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見学会は3部構成でスケジュールされ、まずは第2ターミナルのANA駐機場内にて厳重なセキュリティの元にヘルメット?ベストを装着し、実証実験中の「自動運転トーイングトラクター」の説明を受け、グラハン業界の新な取組みが始まっていることを実感しました。その後、ランプおよび貨物ハンドリングを目の前で見ながら駐機中のANA航空機に最接近し、特殊車両のリアルな作業音に包まれ手際よく行われるハンドリング作業に圧倒されました。昨年以上に機体に近づくことができ、離陸のためにプッシュバックしているコックピットからキャプテンが手を振っていただき、それを見送る「グッバイウェーブ」を行った際には胸が躍る思いでした。
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その後第1ターミナル?JAL旅客出発フロアへ移動し、タッチパネルによる搭乗手続きや旅客が自身の手荷物を自動手荷物預け機 (Self Baggage Drop) で預けることができる最新のサービスの説明を受けて実際に体験し、そのスマートさと時短を実現した旅客サービスを実感しました。JALグローバルクラブ(JGC)エントランスやスペシャル対応のカウンターを見学しながらバックオフィスへと進んでいきます。
今回特別に見学させていただいた「JALオペレーションセンター」は、そのフロアの広さ、モニターの多さ、実際に作業を行っている専門的な画面操作や航空無線での連携の様子、パイロットのブリーフィング風景、など、まさに、分刻みで展開される航空機の離発着の状況を詳しい解説とともに見学させていただきました。全てが圧倒的なリアル感でグランドハンドリングの奥深さとともに学生にとっては憧れの気持ちが高まっていきました。
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その興奮を胸に会議室に移動して3つのグループに分かれ、グラハン各社の社員の皆様から業界や企業の説明を受け質疑応答と意見交換の時間を持ちました。
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空ハン協宍倉幸雄会長のご挨拶で「知識を知恵に変え」る若者に期待する思いや、各社の若い力の応募そして入社を望む気持ちが直接学生に伝わり、学生からも熱心な質問が展開され、あっという間に予定の45分が経過して、最後は学生へのインタビュー、集合写真撮影、と進み、3時間にわたる素晴らしい見学会が終了しました。
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今回参加した学生13名のうち女子が12名、そして1年生が11名というフレッシュで女性進出が期待できる陣容となったこと、その真剣な取り組みが現場のスタッフにも刺激になったようで、参加学生?受入企業双方にとって大きな成果につながったものと思います。空港や航空機への興味だけでなく今後の進路の対象として空港グランドハンドリングが発展していくことに微力ながら貢献していくことを、ご挨拶として両大学の石 井 大 貴 学 長よりお礼を申し上げて、閉会となりました。
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多忙な業務の中にも関わらず意見交換会にご同席いただきました空ハン協宍倉幸雄会長、準備と現場でのご協力に多大なご尽力をいただきました空ハン協事務局スタッフの皆様と各社からご参加いただいた皆様や現場のスタッフの皆様、このたびは誠にありがとうございました。心から深くお礼を申し上げます。
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【参加学生のコメント:一部を紹介します】

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?空港関係の仕事は24時間業務があるから、夜番や朝番があって、普通の会社員などと同じスタイルの仕事ではないから家庭を持てるのか気になったけど、聞いてみると自分のスタイルで仕事時間を決められて家庭を持っている人もたくさんいると聞いて結婚したい自分にとって安心した。(埼玉学園大学経済経営学部経済経営学科1年Mさん)
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?私のグループではグランドスタッフの方々が多く、そのためグランドスタッフの方の仕事についてお聞きしました。元々グランドスタッフに興味があったので色んな話を聞けてよかったです。自分はもともとエアラインを視野に入れてなかったのですが、今回の見学会にいってすごく興味が湧きました。(埼玉学園大学経済経営学部経済経営学科1年Yさん)
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?空港=グランドスタッフの方々のイメージが強かったのですが、ランプハンドリングや、貨物ハンドリングの現場を拝見させて頂いて、縁の下の力持ちだと思いました。お客様との接客はないけれど、安心して、いかにスムーズに荷物を運べるかを考えていて、空港の方達は、お客様の安全を考え、無事飛び立ち、着陸する、そして笑顔で送り出す、という気持ちも一人一人もっており、とても素敵でした。(川口短期大学ビジネス実務学科1年Fさん)
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?普段絶対に入れないところに入れ、調べても出てこないことを知れ、貴重な体験ができた。実際に働く人と話せたことがよかった。また、普段見れない荷物の積み下ろしが見れてよかった。これからの時代は無人で自動になることをよく理解できた。(川口短期大学ビジネス実務学科1年Nさん)
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(文責:川口短期大学ビジネス実務学科 准教授 冨吉 光則
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関連リンク

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エアラインWEB(イカロス出版)
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一般社団法人空港グランドハンドリング協会
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